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電話恐怖の対策 体験談(30歳~39歳)(P.4) 電話の恐怖が軽くなった、吃音と向き合う、他


 職場の電話応対は吃音(どもり)をもつ方にとって恐怖となります。恐怖となる理由として、


さわやかカウンセリングの電話レッスン対策として、
対策①:安定した発語感覚を育てて、日常会話で実践していくことの対策指導。
対策②:レッスンでの実際の電話応対演習で安定感、リズム感を掴んでいくことの対策指導。
をさせていただいています。



「対策指導のおかげで、電話でも落ち着いて話せることが増えてきました。」
Hさん(長野県在住 35歳 団体職員 男性)
「相手に聞きやすい話し方を心がけています。」
Oさん(愛知県在住 32歳 会社員  男性)
「電話応対での恐怖も軽くなっています。」
Mさん(東京都在住 31歳 会社員 男性)



 対策指導のおかげで、電話でも落ち着いて話せることが増えてきました。

Hさん(長野県在住 35歳 団体職員 男性)

私の吃音との出会いは小学生のときです。近所に吃音がある子がいました。言葉に詰まりながらも一生懸命に話しているその子のことを私はなぜか「かっこいい」と感じました。私はその子がいないところで、その子の吃音の真似をしていました。今思うと、その頃の経験が吃音の原因を作ってしまったのだろうと思います。

私自身は小学校以来、人前で話すのは苦手ながらも、どちらかというと流暢に話をするタイプでした。成人になり社会に出るまで特に吃音を感じたことはありませんでしたし、日常生活でも特に不自由を感じたことはありません。

ただ、思い返すと、何か特定の言葉を言うときに詰まる感覚がたまにあって、別の言葉に言い換えたり話の筋自体を変えたりしていました。私はそれを、よりスムーズに話すためのことと、軽く考えていました。

社会人になり職場で電話に出るようになり、また、不特定多数の人の前で発言したりするようになりました。そして次第に、緊張からか言葉が詰まる感覚が強くなり、時によっては恐怖心も出てきました。それでも生活に支障は無く、自分が吃音者だとは認識していませんでした。(吃音という言葉すらも知りませんでした)

転機になったのは、様々なストレスからうつ病を患い仕事を休むようになってからです。今ではこの精神の病から立ち直って社会復帰していますが、復帰後は言葉に詰まる感覚がとても強くなり、発音しようとしても言葉が出て来ない、出てきても言葉を繰り返したりして聞き苦しいということが日常茶飯事になりました。

特に職場での電話応対ではまともに発音できなくなり、徐々に悪化していきました。電話に出るのが恐怖となり、電話機の近くにはなるべくいたくないと思うようになりました。思うに、吃音は多分に精神的なものから来ることがあるのかもしれません。

言葉がまともに出てこなくなり日常生活に支障がでるようになって、私は吃音の対策本など、インターネットで調べ始めました。そのとき初めて吃音という言葉を知ったぐらいですので、私が得た知識は本当に浅いものです。ただ、いろいろ調べても、どうすれば改善されるのかという確信が得られませんでした。
インターネットにある吃音矯正の教材や器具などの治療方法は、なんだかあやしいと感じるものばかりでどうも信じる気になりませんでした。

そのなかで出会ったのが、「さわやかカウンセリング」です。ご自身も強度の吃音で大変苦労された方のようで、ホームページの内容も多くの情報が掲載されており、真面目さ・誠実さを感じました。

吃音を克服した人が行うレッスンならば可能性を感じるし、吃音の苦しさを知っているだけに変なこともないかもしれないとも思いました。すぐにコンタクトを取り、レッスンを始めました。

レッスンの対策内容はテキストの音読がメインです。ゆったりしたペースで発声の仕方に気を付けながら読み上げているとスラスラと言葉が出てきます。とても気持ちの良いものです。このスラスラと言葉が出てくる感覚をそのまま日常生活に生かしたいのですが、まだそこまではできていません。

レッスンの最初に数分間の腹式呼吸をしますが、これがスムーズな発声につながっているのではと考え、自分でも毎朝数分間の腹式呼吸をしています。私の場合、これが良いようです。また、この腹式呼吸を数分間繰り返すことで精神的にも落ち着き、日々の生活にスムーズに入っていけるように感じます。

レッスンのおかげで、最近は、どもることなく落ち着いて話せることが増えてきました。電話応対でも吃音が出ないことが増え、今までの恐怖心が薄らいでいます。まだまだどもることもありますが、レッスンを受ける前よりは確実にどもる回数は減っていますし、話し方自体が良くなっているという感覚があります。

これからもレッスンを続けて、安定感ある話し方をしっかり身につけていきたいと思っています。

※ ひ と こ と :
鬱病の苦しみと吃音のストレスの二重の試練を乗り越えてこられたHさん。レッスンではとても安定した申し分のない話し方です。
ご自分で腹式呼吸の時間をとったり、安定した発語感覚を模索、工夫していることはとても良い事です。レッスンでの発語感覚を上手く採り入れ実践してください。




 相手に聞きやすい話し方を心がけています。

Oさん(愛知県在住 32歳 会社員  男性)

吃音を意識したのは、いつからでしょうか。思えば物心ついた時から苦しんでいたように思います。それでも、目立ちたがりやの私は、クラス長をやっていたり、生徒会長等をやっていたので、周りの人たちは、私が話すことで苦しんでいるとは思っていなかったと思います。また、学生の時は、言い換えをしていたのでなんとかやり過ごすことができていましたし、吃音であることを忘れていた時もありました。

しかし、社会人になり、それまで会社名も問題なく言えていたのですが、あるとき、電話で突然言えなくなってしまいました。固有名詞は言い換えができないために逃げ道がなく、それからは全くだめになってしまい、電話の恐怖と絶望に打ちひしがれる毎日でした。

それまでは吃音については考えないようしようと逃げてばかりだったのですが、事ここに至ってはそうも言っていられなくなり、藁(わら)にもすがる思いで、インターネットで対策はないものかと探したところ、このホームページにたどり着きました。

今まで矯正所等には行ったことがありませんでしたし、自分の吃音にまともに向き合ったこともなかったので、さわやかカウンセリングの電話番号を見つけても電話するまでには至らず、ホームページの動画や体験談等を読んでいました。

色々考えて、やはり一歩前に出ようと思いまして、勇気を出して最終的に問い合わせの電話をしたのですが、この行動は、これはなんとかしなくてはいけないという意識と、数多くの体験談に押されてのことでした。皆さん、私と同じような体験をされており、非常に強く共感を覚えましたし、これならなんとかなるかもと思えたのです。

電話でのトライアルレッスンにおいて指摘されたこととして、とにかく私の話し方はスピードが非常に速いというものでした。つまり、かなりの早口、また、不自然な息継ぎだったようです。

そして、今、レッスンを始めて半年が過ぎますが、レッスン対策でアドバイスいただいた息継ぎや腹式呼吸や、ことばをつなげたり、音を伸ばすたりすることを日常の会話で意識するようにしています。元々、話すことは大好きで、ついつい話し込んでしまうタイプなので、話している最中に心がけを忘れてしまうことが多いのですが、これではいけないと思い、自分を戒め、調整習慣をしっかり身につけていこうと思う毎日です。

状況としては、相変わらずの不安定な早口になってしまう部分が多いのですが、吃音を直すという目的ではなく、ゆっくりとゆるやかに相手に聞きやすい会話ができるようにということを念頭において、それが自然に話し方の向上にと繋げていけたら・・・と思っています。

※ ひ と こ と :
話し好きでついつい話に熱中して不安定な早口になってしまうとおっしゃるOさんですが、気づいたらその場で改め、安定度を崩さないという姿勢に徹しておられます。
安定した話し方は日々の習慣の積み重ね。更に相手に聞きやすい話し方へと向上させてください。




 電話応対での恐怖も軽くなっています。

Mさん(東京都在住 31歳 会社員 男性)

私がはじめて自分の話し方にはっきりと異変を感じはじめたのは、5年ほど前です。その頃、職場が変わり、以前より電話をしたり人前で話す機会が増えました。それまでも話すことに対する苦手意識は持っていましたが、電話や人前で話す機会自体が少なかったため、吃音であるという意識はまったくありませんでした。

ある時、取引先に電話をしたとき、相手の名前が全く出てこず、はじめて自分の症状に気付きました。その後、インターネットで自分の症状を調べた結果、特定の言葉が言いにくくなるなど、いくつか吃音の特徴である症状に当てはまることが分かり、自分が吃音であると認識しました。

その直後から、私の人生のかなりの部分を吃音との戦いに占められるようになりました。しかし、自分が吃音であることを認めたくない気持ち、どもりが出たときの恥ずかしさ、未知の敵に対する恐怖から、正面から向き合うことをしていませんでした。インターネットで情報を得ながら、自分で対策を講じ改善を試みはするのですがなかなか良くはなりませんでした。

インターネットの情報も結局は何がいいのか分からないという結論のものが多く、納得のいくものはありませんでした。何をやってもうまくいかないという状況の中、吃音改善の意欲は段々薄れていき、吃音のことは忘れるようにしよう、今のままでいいんだ、電話もスピーチもなるべく避けようという、消極的諦めの姿勢につながっていき、何の努力もしないようになってしまいました。

その後何の対策も考えず、そのまま騙(だま)し騙し生きてきたのですが、半年ほど前からこのままでは本当に幸せな人生を築いていくことはできないのではないかと思い直し、再びインターネットで話し方の改善について調べはじめました。

そんな中、出会ったのが「さわやかカウンセリング」です。吃音がどういうものかわからず、体系化された改善方法も見いだせない中、自分一人で手探りで解決することは不可能に近いだろうと思っていましたが、かつて吃音者であり克服された江田先生が受講者それぞれにアドバイスしているスタイルがとても画期的に思えました。

電話のレッスン対策では実践練習と最近の発語状況についてのアドバイスを受けています。実践練習では安定して話す感覚を養うことができますし、また、どもってしまう場面などの悩みを聞いていただくことで対処方法を考えることができます。

江田先生より、「吃音を治そうとするのではなく、いかに安定して話すかを心がけてください、最終的には話法の達人を目指しましょう」と助言をいただいており、それを目標に以前より積極的に周囲とコミュニケーションを取るようになったと思います。

また、「レッスンで学んだことは日常でどんどん使ってくださいね」と勧められますが、実践する機会があることは不安な気持ちも生まれるのですが、それ以上に話法上達にとって幸運なことだととらえるようにしています。

安定した話し方にとどまらず、何か大きな問題が自分に降りかかってきたときにどう前向きに対処するかという点でも、レッスンを受けて得るものがあったと感じています。

この半年間レッスンを受講する中で、ことばが詰まる感覚が随分軽くなり、安定した発語を意識できるようになってきたと思います。電話応対の恐怖も軽くなっています。半年前とは全く変わり、レッスンでの励ましが自分の中で前向きな気持ちとして生きてきて、自信のようなものが芽生えてきたと思います。

場面によってはあがったり、どもる意識が出て来たりすることが(少なくとも当面の間は)続くとは思いますが、前向きな気持ちで日々電話や人前で話すことを実践し、回数をこなしていけば、ゆくゆくは緊張・吃音意識があっても自分をコントロールして自信を持って話せる自分になっているだろうと期待しています。

※ ひ と こ と :
Mさんが吃音意識をもたれた経過は多くの方々に共通するものです。
①静かなオフィスでの電話、人前で話す場面が多くなる。(自分の話し方が他の人々に晒(さら)される場が多くなる。)
②ちょっとした引っかかり、言いづらさから、自分の話し方に内省的、詮索(詮索)する意識が強くなる。
③さらにそのまま言いづさを引きずることにより、意識(発語不安)の溝が深くなる。
このスパイラルに入りますと、Mさんが経験なさったように、「人生のかなりの部分を吃音との戦いに占められる」ことになってしまいます。
改善の対策はただ一つ。安定した発語感覚を意識化して育てていくことです。正しい方向性を掴み、実践し続ける習慣を維持し続けるならば、改善のマスター・キーをすでに手にしていると思います。



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