カウンセリングと話し方レッスンを同時に行うどもり改善のためのスカイプ・電話スピーチレッスン トライアルレッスン料金と通常レッスン料金

吃音の方のために安定した話し方習慣に貢献

どもりの健全な捉え方とどもりとの共生を提唱し、安定した話し方習慣を実際的・具体的に共有。

吃音(どもり)は、言葉の引っかかり、ちょっとした言いづらさを日常繰り返しているために、吃音(どもり)の感覚を体が覚えてしまったこと、あるいは、幼少の時など、過去に吃音を出していて、その感覚をそのまま引きずっていることなどがその背景にあると思います。

吃音(どもり)とは何なのか、その症状と原因について、また吃音の改善はどのようにしていけるのかを説明しています。

        INDEX 
         
   吃音(どもり)の特徴
   吃音にともなう発語予期不安について。
   吃音と「滑舌が悪い」こととは別です。
   緊張するから吃音が出るという訳ではありません。
   ひとりだけでも吃音が出ることがあります。
 吃音の原因(幼児期・子どもの場合)
吃音改善の理解のために 
改善への方向性が必要です。
吃音改善につながる4っのこと
  1.吃音意識を否定しない。
  2.吃音改善に役立つものは上手く採り入れてみましょう。
  3.「正しい息継ぎ」「伸ばす」「つなげる」感覚
  4.話し方に神経質にならないように。
  このような方におすすめです。
ご 挨 拶




吃音(どもり)の特徴



   

 発語予期不安があります。


               吃音を改善した男性


吃音意識がありますと、言いにくいことばを言う前から察知します。これが吃音にともなう発語予期不安です。

心の動きは妙なもので、予め「言えそうだ」と思うと、言えることが多く、反対に「これは言えない」と思うと、案の定、難しくなります。話す前から「言える」「言えない」の暗示を自分でかけているようなものです。



   

 吃音と「滑舌が悪い」こととは別です。


吃音で悩む男性

話し方が不明瞭であったり、早口で舌が絡まる話し方を「滑舌が悪い」という表現を使いますが、これは吃音とは区別されます。「滑舌が悪い」とは単にことばが引っかかる、絡まることであって、心の領域にまで及んでいないものです。

吃音の特徴としては・・・

  1.    母音(あいうえお)あるいは「か行」の発音など、本人にとって吃音の出やすい不得手な音がある。
       言う前から“言える言葉”“言えない言葉”の区別がある。吃音にともなう発語予期不安がある。
       出だしの音がなかなかでない(難発)、音を繰り返したり(連発)あるいは音を不自然に伸ばすようにして話す(伸発)。
       ことばが出にくくなると足を床にトンと踏む、手を振るなど、瞬間的に体の一部を動かしたり、力みを入れたりする。(随伴行動)
       話している途中で小刻みに息を吸い込んで、不自然な息継ぎをしている。(息継ぎの乱れ)
       発音しにくいことばがあると、別の言いやすいことばに換えて言う。(言い換え)


       

     緊張するから吃音が出るという訳ではありません。


    吃音で悩む男性

    緊張するからどもる、緊張感を弱めれば吃音が出ないと思う方がおられますが、緊張していなくても吃音が出るものです。日常、吃音の多い不自然な話し方をしていますと、その発語感覚が定着してしまいます。家族などとの打ち解けた場でも吃音が出ます。

    職場などでの強いストレス、緊張感を緩和するために、催眠療法や心療内科などでの処方を必要な期間受けることは、吃音緩和のある程度の効果があるかと思います。しかし根本的な吃音改善には繋がりにくく、実際に安定した発語感覚を意識化して育てていくことが必要です。


  2.    

     ひとりだけの朗読でも吃音が出ることがあります。


  1. 吃音の改善を願っている男性


    吃音を繰り返していると、言う前に言い難いことば(音)が意識されます。心の中に絶えず自分の話し方をチェックする“試験官”がいるようなものです。“試験官”の立てたハードルをいかに飛び越えていくかの心の内面の葛藤です。

    このチェック意識が深まると、日常会話で発語を一語一語チェックするようになり、自然な発語の流れが寸断され、吃音の歪められた発語感覚が深まっていきます。

    更に、他人のいない自分ひとりだけでの朗読でも吃音が出ることもあります。これは日常繰り返される吃音の発語感覚と、発語をチェックする意識の両方が作動して、発語を止めてしまう状態と言えます。



  1.  

    吃音の原因(幼児期・子どもの場合)


                  吃音の小学生

    吃音の原因を特定しようとするのは難しいです。ただ“引き金”“要因となるものはあるかと思います。幼児期の子どもの吃音のきっかけになり得るいくつかの要因を挙げますと・・・


    驚いた時などにうまく言葉が出せなかったことが記憶に残り、話すことへの恐怖心を持つようになってしまった。

    吃音の子の話し方をふざけて真似していたら、吃音の発語感覚を覚えてしまった。

    転校などの環境の変化。

    親の不和などによる家庭内のストレス。

    家族が極端な早口、または吃音である。

    厳しいしつけ、親、教師などからの(吃音のことではなくても)叱責を受けた。

    吃音を笑われたこと、また大人(親、教師など)からの話し方の細かな忠言があった。

    左利きを無理に右利きに変えようとするような精神的ストレス。


    ・・・など、さまざまです。これらがあると吃音になるということではありません。あくまで吃音になる引き金として考えられる要因です。

    幼児期、子供(小学生)のときには全く吃音がなく、10代後半から吃音意識を持つ場合もあります。

    成人してから吃音を持つ方は、職場での電話応対の指摘、朝礼で不意にことばが詰まってしまったこと、「ありがとうございました」など決まったフレーズで一度どもってしまったことなど、言葉が詰まった出来事が吃音意識を持つ引き金となるようです。


    ※子供の吃音とその改善についての詳細は、「子供の吃音」のページをご覧ください。


    1.  

      吃音改善への理解のために



    吃音が改善されて楽しい会話


    1.    

       吃音の改善をこのようにとらえています。


  1. 吃音は治療するものではありません。ここで取り上げている吃音は内因性の吃音で、発声器官や脳の障害による外因性の吃音ではありません。

    吃音改善の方向はあくまで安定した話し方の習慣作りにあります。電話カウンセリングでは、受講生が吃音の出にくい安定した話し方の習慣を身につけることを目標としています。

    吃音改善は、治る・治らないという白・黒の世界ではありません。吃音意識があっても話し方を調節できるようになるのが本当の改善です

    吃音改善は焦らないことが大切。短期間で焦ってなんとかしようと思うと上手くいきません。体質改善と同じように実践と経験の地道な積み重ねが必要です。

    発語予期不安(吃音意識)、ひっかかる感覚があることをそのまま受けとめつつ、安定した発語フォームを実践を通して身につけ育てていくことが健全な姿勢です。

    発語予期不安を消そうとすることは意味がありません。無くそうとすればする程、こだわり・囚われ意識が助長されます。安定した話し方の調整能力が身につくに比例して、過度な不安感も和らいでくるものです。

    電話や人前で話す際、緊張して吃音が出るものですが、緊張していなくてもどもって話していたり、言い換えをしていることがあるものです。日常会話で偽りのない安定した話し方を実践していくことが自信につながります。

    ひとりだけで音読をするときも吃音が出る、あるいは実際の会話が成り立たない方もおられます。このような方は基本的な発語練習を繰り返す必要があります。

    吃音の症状・レベルは個人によって異なりますので改善の画一的な方法はありません。けれど安定した話し方への共通した方向性はあります。
    吃音の症状・レベルのチェックのページをご覧ください。


  2.    

     吃音改善の方向性。


    「幼少の頃は吃音があったが、今は全くどもらない。」「一時期は気になっていたが、いつの間にか吃音がなくなった」・・・など、吃音が“治った”ということを聞くことがあります。
    「吃音(どもり)が治る」といいましても、その受けとめ方は人によってさまざまで、少々言いづらさを感じていても生活に支障がないので“治った”と捉える人もいますし、300人程度の大勢の人々の前でのスピーチで言いづらさを感じるので、“治っていない”と受け取る人もいます。

    学生の時は意識せずに話していて治っていた筈なのが、仕事に就いてから吃音が出始める場合のように、環境が変わることによって吃音感覚が浮上してくることがあります。

    また管理職になり、朝礼、会議、司会、部下の指導など、指導的立場でのコミュニケーションが要求される時、話すことの不安が出てきて吃音感覚が表れてくることもあります。

    このように、ライフステージは変化し、話すことの社会的要求は変化します。どのような場面でもコントロールしていけるというレベルにまで高めていくには、成り行きのままでは無理で、自分はどのような話し方を実践していったらよいかという、具体的な改善の方向性を探り、身につける必要があると思います。


    話し方練習




  1.  

    吃音改善に役立つ4っのこと



       

     1.吃音意識を否定しない。


    吃音改善四ヶ条


    吃音は単に滑舌が悪いということとは違い、言いにくい音(ことば)の発語予期不安を持っていることを意味します。今は言えるけど、あの場面では言えないかも・・・など、事前に言えるか、言えないかを探るセンサーが働きます。

    この意識を人為的に取り除こうとすると逆に発語不安を深めてしまうものです。

    会社で電話が鳴るとき、ドキドキする自分を否定せず、「ああ、ドキドキしているな」とそのまま受け止めていくように、吃音意識に付随するあらゆる感情を否定せず、そのまま受け止めていく姿勢が大切だと思います。


  2.    

     2.吃音改善に役立つものは上手く採り入れてみましょう。


    吃音が改善されて会話が楽しい


    吃音の軽減、話し方の安定・向上に役立つものは上手く採り入れてみましょう。

    腹式呼吸の習慣化、緩やかな発声練習、気持ちの持ち方トレーニングなど、安定した話し方に活かせるものがあります。ひとつだけにこだわらず、ご自分で良いと思うものは3つ4つと複合的に採り入れましょう。

    ストレスが重なると吃音が出やすくなるものです。また、軽いジョギング、水泳などの有酸素運動でストレスを和らげる工夫も積極的に採り入れたいものです。



       

     3.「正しい息継ぎ」「伸ばす」「つなげる」感覚は安定感につながります。


                    吃音が改善されて電話している男性

    「正しい息継ぎ」「伸ばす」「つなげる」感覚を日常の話し方習慣としていくことをお勧めします。


    息継ぎ
    これは自然な力みのない腹式呼吸を基本とした息継ぎです。
    日常会話で吃音を常習的に出していますと、意識することばの直前で発語の流れを止めて、瞬時浅い呼吸をして話し出すことを繰り返してしまいます。そのため、みぞおち辺りに息が入る感覚の胸呼吸が習慣となってしまいます。
    力みのない自然な腹式呼吸の息継ぎを習慣としていきたいものです。静かにしている時の呼吸がその人の呼吸習慣と言えます。


    伸ばす
    伸ばし感覚は出だしを滑らかにします。「ありがとうございます」の「あ」、「わたし」の「わ」・・・何でも出だしを微妙に伸ばす感覚です。不自然なまでに「あ~りがとう」「わ~たし」と大きく伸ばすのではなく、あくまで微妙に軽く伸ばす発語イメージです。自分の名前が言い難い場合なども、この伸ばし感覚を上手く使っていくことをお勧めします。
    出だしや語尾を伸ばす意識をもって話していくと、おのずと早口スピードが緩和され、柔らかく聞きやすい語りとなります。


    つなげる
    特に母音がひっかかる傾向がある方に習慣としていただきたいです。
    例えば、「お伺いいたします」の「い」を伸ばして、後ろの「い」にそのままつなげます。 「お伺い~たします」の発語感覚となります。
    「お世話になっております」の「お」は前の「て」の裏にある母音「ぇ」を少し浮き出すようにして「お世話になってぇおります」の気持ちで話します。「ぇ」と「お」は同じ母音ですので、息はつなげたままで口の形を微妙に変えるだけです。実際柔らかに話すと、母音は自然にこのようにつながって発音されるものです。


    •    

       4.自分の話し方に神経質にならないように。


                       電話応対の女性 

      人前では絶対ひっかかってはいけない、自分の吃音を人に気づかれてはいけない、いつも流れるように話さなければならない・・・という思いでいると、話し方に過度に神経質になってしまいます。

      そもそも誰でもことばが絡まったり、時には「そ、そ、そうですか?」などと連発することがあるものです。テレビキャスターがあわただしい取材の現場で軽くどもって話すこともあります。場によって少々つかえることはむしろ自然なことです。

      どもる自分を受け入れられない、吃音を他人に察知されてはならない、だから自分が完全に納得する話し方をしなければならないというビリーフ(信念)を持つと、ちょっとした詰まりも気になります。

      軽い詰まりをダメだと思ったり、電話応対が上手くできたかどうかなどを細かくチェックすることは避けたいものです。

      多少の吃音にこだわらず、心を楽にしてひたすら安定した発語感覚を実践していく姿勢が吃音改善につながっていきます。


  1.                 吃音の有名人についての本  


    • 吃音の有名人、国内・海外65名リスト」のページ
      が新しく加わりました。スピーチセラピーを受け、吃音を乗り越えて活躍している海外の方々の一例です。

      ■ ティム・ガン (Tim Gunn)  1953年7月29日 ―  アメリカのファッションコンサルタント、テレビパーソナリティ。
      ■ ノエル・ギャラガー(Noel Gallagher)  1967年5月29日 ー イギリスのロックバンド 「オアシス」(Oasis)のギター、ボーカル担当。
    • ■ ボブ・ラブ (Bob Love)  1942年1月28日 ― アメリカのバスケットボール選手


どもりの方のために精神面のサポートと実践的なレッスンによる会話スキルの向上を図る

一人だけでの朗読や発声練習では、緊張しないので吃音は出ないという方がほとんどだと思います。外部からの刺激がない環境では、独りごとを言うのと同じ感覚で自由に話せるものです。

しかし、学校や職場などでは外部刺激のたいへん強い世界に立たされ、上手く話そうとしてもことばが出てこない場面に直面します。

電話カウンセリングでは、その中間の立場に立ち、一人だけでの練習ではできない話し方スキルの向上、心理面のサポートを図りながら、日常会話、電話応対スピーチなど、吃音の出にくい安定した話し方の実践力につなげていきます。

カウンセリング対象者

このような方におすすめです!

  • 改まってお話をする時、ちょっと言葉がひっかかる。
  • 妙に意識して「ありがとうございます」「お世話さまです」など言いにくい。
  • 名前、会社名が場合によって出てこない。
  • 電話などで話す時、始めのことばが出にくい。また過度のストレスを感じる。
  • 人前でのスピーチ、司会、プレゼンなど緊張する中でも調節して話せる力をつけたい。
  • 吃音改善の教材を買ったりしたけれど、上手くいかない。
  • 自分の吃音としっかり向き合って、話し方のレベルを上げていきたい。
  • 子供さんの吃音のことで心配なさっているお父さん、お母さん。

ご挨拶

さわやかカウンセリング代表

江田 信久(えだ のぶひさ)

「さわやかカウンセリング」は、皆様のご理解をいただき、日本全国、そして海外在住の方々と電話(もしくはインターネット回線、スカイプを使用)でのレッスンをさせていただいております。

私自身が幼少の頃からの吃音(どもり)でしたので受講生との共通の理解を分かち合えますことを嬉しく思います。

吃音の程度は個人によりさまざまですが、基本的には、言葉が詰まる感覚を体が覚えていることと、自分の話し方の他者の反応の心理的圧力が吃音の要因となります。

多くの場合、過去の失敗経験が心の傷として残り、話すことの恐怖心が助長されていきます。今まで吃音が全くなかった人が、電話応対、人前での司会、スピーチ、プレゼンなどをすることで吃音を意識し始めることもあります。

吃音にともなう発語不安を正しく受け止め、電話応対や人前でのスピーチなど、緊張する場面でもコントロールして話すスキルを、カウンセリング&レッスンで身につけていかれることを願っております。

発語不安を正しく受け止め、緊張する場面でもコントロールして話す自信をつけて頂きたい