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小学生のカウンセリング&レッスン 体験談(3)
話すことに自信が出てきたようです、他


「話すことの構えが少なくなり、気持ちが楽になっています。」2021/08/13
Sくん(東京都在住 小学生6年 男子)のお母様の手記
 
「話すことに自信が出てきたようです。」2021/07/24
Kくん(神奈川県在住 小学生4年 男子)のお母様の手記
 
「自分で話しやすいように工夫しているように思います。」2021/06/11
Nくん(東京都在住 小学生4年 男子)のお母様の手記
 
「学校での音読や発表は落ち着いて話せるようになってきました。」
Kくん(栃木県在住 小学生6年 男子)のお母様の手記
 
「話すことへの自信を取り戻しつつあります。」
Iくん(神奈川県在住 小学生4年 男子)のお母様の手記
 
「親子共々、良い改善の方向に向かっているという安心感があります。」
Oさん(神奈川県在住 小学生5年 女子)のお母様の手記
「心にゆとりが生まれたことが何より良かったと思っています。」
Hくん(愛知県在住 小学生5年 男子)のお母様の手記
「吃音の改善を見守っていきたいと思います。」
Yくん(大阪府在住 小学生4年 男子)のお母様の手記
「我が家に光が差しています。」
Uさん(兵庫県在住 小学生6年 女子)のお母様の手記



 話すことの構えが少なくなり、気持ちが楽になっています。

Sくん(東京都在住 小学生6年 男子)のお母様 2021/08/13

江田先生とのレッスンを始めて3ヶ月が経ちました。

息子は3歳くらいから少し吃音があったのですが、自然と良くなることを願いながら本人にあまり意識させないように過ごしてきました。

しかし小学校の高学年になってくると、授業でも発表の場が増えたり、一人で挨拶する場面などで壁にあたることが増えてきました。言葉が出ない、上手く言えないことで、吃音が更にひどくなってしまい、家での音読の宿題も進まず、泣いてしまうこともありました。

息子も良くなりたいという気持ちが強くなり、色々探して都内の吃音矯正所に通うことになりました。

そこでは呼吸法や文章の音読の仕方などの指導を受けていたのですが、上手くいかず、反対に状況が悪くなり、明るい息子が元気を失う姿を見てとても心配な日々が続きました。
息子も私も改善されないことへの焦りもあり、これでは意味がないと思いそこをやめました。

他に何かいい方法はないかと探している時に、さわやかカウンセリングのホームページに出会いました。

前回の矯正所で上手くいかなかった事もあり、初めは息子もあまり乗り気ではなかったのですが、合わなければやらなくていいから、とりあえずトライアルを受けてみようということになりました。

初めは少し緊張していましたが、江田先生ご自身も吃音であったため、とても気持ちを理解してくださり、いつも優しい口調で「引っかかってもいいんだよ、上手く言おうとしないでね」と話し掛けて安心させてくださいます。

レッスンでは音読の練習や、学校でよく使う言葉や日直当番の挨拶練習などもやって頂いています。

息子もすぐに心を開き、レッスンが始まってから元のようにとても明るくなり、学校であったことなども家でたくさん話してくれるようになりました。

学校の放送でも、お友達と協力してもらいながらしっかり話すことができるようになり、面談の時に担任の先生から「日直の挨拶、お声がけも、もう一人の子に負けないくらい大きな声で頑張っています」と褒めてもらえました。

以前よりも話すことへの構えが少なくなり、本人も気持ちが楽になったと言っています。私の気持ちもとても楽になり、本当に感謝しております。

引き続き週一回のレッスンと自主練を頑張っていきたいと思います。

※ ひ と こ と :
私も小学4年の時に、S君と同じように都内の吃音矯正所に通いました。そこでは「どうしたらどもらないように話せるようになるか」という捉え方で指導を受けていたように思います。しかしそこでは吃音は改善されませんでした。
大切なことは吃音を直そうとするのではなく、安定した話し方、意識習慣を"身につける"ことだと思います。
S君がこれからも良い話し方を"身につけていく"ことを応援しています。




 話すことに自信が出てきたようです。

Kくん(神奈川県在住 小学生4年 男子)のお母様 2021/07/24

息子に吃音の症状が出始めたのは幼稚園の年長さんの頃です。普段の会話で「つ、つ、つ」など言葉を連発。なにか話そうとしてもなかなか言葉が出てこない。その頃はまだ吃音が酷くなく、症状が出るのは時々でしたので、本人も気にしている様子もありませんでした。

私は吃音についてネットで調べたりはしていましたが、自然に良くなっていくケースがほとんどで、本人に意識させるのが良くないようだったので、吃音ついては息子と話した事はありませんでした。

小学生になり少したった頃に息子が「僕は何でこんな話し方なの」と聞いてきました。授業でみんなの前で話していた時に吃ってしまい友達にからかわれたようでした。今回だけではなく今までも不思議がられることがあったようです。

この頃から吃音の症状が酷くなって行きました。話そうとすると上手に話したいと意識してしまうのか、口に力を入れすぎて顔が真っ赤になって言葉が詰まって出てこないことがよくありました。もともと静かなタイプの息子でしたが、さらに口数が減っていきました。私はとても心配になり、早く息子の吃音を治したいと思いました。

1年生の冬頃から、市が行っている言葉の教室に通い始めました。息子は吃音が酷いのでグループではなく言語聴覚士の先生と1対1の授業を受けましょうとのことでした。授業は言語療法士の先生と本を読んだりカルタをしたりして、話すことに慣らしていくような内容でした。

「吃音は治らない、付き合っていくもの」
「思春期になるととても大変で学校に通えなくなる子もいる」
「お母さんはドンと構えて下さい」
と言語聴覚士の先生からのお話がありました。どーんと気持ちが沈みました。

息子は最初から言葉の教室に行きたがってはいなかったのですが、良くなると思うと説得して行かせていたので、吃音が治らないならやりたくない事はしない方がいいと思い、3回行って辞めることにしました。

そんな時に見つけたのがさわやかカウンセリングです。家で過ごすのが好きな息子には合っていそうだと思いました。
息子に家でオンラインでできるからと言うと、家でできるのがよかったようで、やってみたいと言いました。

レッスン初日は緊張していましたが、江田先生がとても優しいので、今は安心して楽しく授業を受けています。リラックスしすぎている感じもしますが・・・

毎回のレッスンでは、呼吸法から始まり、ゆっくり話す練習、自分にとってどうしたら話しやすいか考えさせてくれます。

話す時に力が入ってガチガチだった息子も、次第に力の抜き方を覚えて「最近話すのが楽になってきた」と言うようになりました。
そして今までは家族以外の人と話すことを避けているような感じでしたが、最近はスーパーの定員さんに挨拶したり、小児科の先生に自分の学校の話をしたりとても明るくなり驚いています。話すことに自信が出てきたようです。

今でも授業中にみんなの前で発表するのは苦手なようですが、発表する事が決まっていて「緊張する、やだなあ」と言っている時に「さわやか先生と話す練習してるから大丈夫じゃない?」と言うと「そうだね、先生と練習してるから大丈夫かもね」と!

さわやかカウンセリングを始めて1年が経ちました。まだまだ吃ることも言葉に詰まることもありますが、ゆっくり自分の話し方を育てて欲しいと思います。

※ ひ と こ と :
Kくんはインターナショナル・スクールに通っている小学4年生。さまざまな国籍の友達と英語での授業を受けています。私と英語で話すときも物おじしないで、積極的に話しかけてくれます。日本語、英語、ともに話す自信がついていることがはっきりわかります。




(小学生 吃音 レッスン 体験談①)

 自分で話しやすいように工夫しているように思います。

Nくん(東京都在住 小学生4年 男子)のお母様 2021/06/11

現在小学校4年生の息子は、話し出す時期が遅く、サ行やタ行が上手に言えず、いつまでも幼児語のような話し方でした。

そんな息子をかわいいとすら思っていた私は、特に何も気にしてはいなかったのですが、保育園年中くらいの時、息子が話しだす際に頭の文字が重複することに気が付きました。

言葉を発することが苦しそうで、酷いときには話すことをあきらめることもありました。あまり深刻には気にしてはいなかったのですが、話すことの大好きな息子に少しでも楽に話してもらいたいと思い、小児科の先生に相談し、言語聴覚士さんのいる区の言葉の教室を紹介していただき、1年間、小学校入学まで月に1度通うことになりました。

そこでは言葉の発し方や口の体操、指を使った遊び等をし、本人も緊張はしながらも楽しんで通っていました。発音はとてもよくなり、サ行やタ行もだいぶ言えるようになりましたが、吃音はなかなかよくなりませんでした。
そこまで重度の吃音ではないということで、小学校へ入学してからは通級での言葉の教室は行かなくてもいいのではないかと、当時の言語聴覚士に言われました。

息子自身、学校を早退等して言葉の教室へ通うことはとても抵抗があったようで、担任の先生や私たち両親からの意見は全て「NO」でした。

幸い学校や習い事のお友だちから話し方でからかわれたりすることは殆どなく、本人はあまり気にしていないようでしたが、私と夫は今後進学していくにつれ、からかわれたり本人が嫌な思いをしたり、話すこと自体が嫌になってしまうのではないかという不安から、何かいい方法がないかと思い、インターネット等で探していたところ、このさわやかカウンセリングにたどり着きました。

レッスンを受けることにはじめは嫌そうにしていた息子も、「学校を休まなくてもいい」「家でできる」「誰にも知られない」という事に納得したらしく、トライアルレッスンを受けることになりました。

トライアルレッスンの後、息子は気に入った様でレッスンを続けることにしました。

江田さんのレッスンは日常や学校でよく使う言葉を練習したり、ゆっくり話すことを自覚させてくれたりと、吃音を治すというより如何に吃音と向き合っていくかを、江田さんご自身の経験に基づいて教えてくれているように感じています。

カウンセリングを続けてもうすぐ1年になり、教科書の音読は以前よりだいぶ上手に読めるようになりましたが、まだまだ早口が直りません。しかし、言葉のはじめをゆっくり話し始めたりと、少しずつ自分の話しやすい状態へもっていっているように思います。

以前息子が「江田さんはたくさん褒めてくれるから続けたい。」と言っていたことがとても印象に残っています。とても穏やかな先生で、私自身息子への接し方等先生を見習うことがあります。

まだまだ先は長そうですが、息子が自分の話し方をしっかり身につけていくまでレッスンを続けてみようと思っています。

※ ひ と こ と :
Nくんはレッスンでは適切なスピードで、安定したとても良い話し方をしています。学校や家庭での会話での調節感覚が少しずつ、着実に育っていることはとても嬉しいことです。




(小学生 吃音 レッスン 体験談②)

 学校での音読や発表は落ち着いて話せるようになってきました。

Kくん(栃木県在住 小学生6年 男子)のお母様 

現在小学生6年の息子が突然吃音になったのは2歳半のときでした。「小学生までにはほとんどの場合が良くなる」ということだったので、祈る思いで成長を見守りましたが、小学生になっても治ることはありませんでした。

小学生になって1年生から「ことばの教室」に通いましたが、ここでは言葉のレッスンをするというよりも、吃音を持って生きていくことの心構えを学ぶような場でした。

友達と話しているときに吃音が出ると、「何でそんな話し方するの?」と聞かれたりしていましたが、幸いいじめられたりすることなく、どもって言いにくい「マ行」などは他の言葉に言い換えることで、発表なども何とか乗り切っていたようです。

5年生の夏に、家に置いてあったカードゲームが盗まれていることに気が付き、そのショックで突然言葉が出なくなってしまいました。

話したくても、「えっと、えっと、えっと・・」ばかりで言葉が出てきません。息子は習い事で「ロボット教室」に通っており、毎回レッスンの最後にその日の結果を発表する時間があるのですが、プレゼンでも一言も話が出来なくなってしまいました。

楽しんで行っていたロボット教室も、プレゼンがあるために「行きたくない」と言い出しました。

このときは、本人もとても辛かったと思いますが、親もショックで苦しい日々でしたが、2か月ほどで落ち着いてきて、以前のように発表出来たときは、涙がでました。

ところが、6年生になってまた吃音がひどくなってきました。

今度は原因がはっきりとしません。また、暗いトンネルに入ってしまった気持ちでした。

何とかならないかとネットで検索していたところ、「さわやかカウンセリング」のサイトを見つけ、同じように苦しんでいる方々の手記を読ませていただきました。

「会話の教室に通う」というのは嫌がっていた息子も、自宅でskypeを使ってレッスンが出来るという気軽さから、これならばやってみると言ってくれました。

レッスンでは、いつもの早口をゆっくりと滑らかに話すように指導していただき、その感覚を体に覚えていきました。また、テキストだけでなく、教科書を読んだり、電話をかける模擬演習や、ロボット教室のプレゼンの練習など、実際の生活で使う会話の練習もしていただいています。

日常会話は相変わらず早口でつっかえてしまいますが、お蔭様で学校での発表や音読は落ち着いて話せるようになってきました。

今まで学校ではどもるのが嫌で、授業中に手を挙げることはありませんでしたが、最近は「今日は〇回発表したよ」と言ってくれるようになり、少し積極性も出てきたようです。

吃音は波があり、これから中学生になり思春期を迎えたり、生活が変化していく中で、またいつ症状が悪くなるかわかりません。吃音があるために、困難を感じることがあるかもしれません。

先のことはまだまだ不安ですが、調子の良い時、悪い時の波があっても、悲観的にならず見守っていきたいと思っています。

※ ひ と こ と :
K君はロボット教室で毎回自分の工夫したこと、反省点などをまとめてスピーチをしています。とても貴重な発表体験です。
調子の良い時、悪い時との波があるかと思いますが、コントロールしていく習慣を更に確実に身に付けていくことでしょう。



(小学生 吃音レッスン 体験談③)
        スマホで遊ぶ小学生
            (写真はイメージです)

 話すことへの自信を取り戻しつつあります。

Iくん(神奈川県在住 小学生4年 男子)のお母様

小学生4年の男の子の母親です。息子に吃音の症状が出始めたのは、3年生の1学期からです。初めの頃は、何かを説明する時などに「~で、~ででで、~で」というように「で」を多用して言葉をつなげるようになり、その話し方をお友達に不思議がられたことで、自分の話し方を気にするようになりました。

息子は、小さい頃から話したいという欲求が強い子でした。今思うと、3年生になり使える語彙も増え、長い文章で流暢に的確に話したいという気持ちに、話す能力がついていかなかったように感じます。思うように話せないと焦るあまり、とても早口になったとも感じました。

息子から相談を受けた時は、「そんなに気にしなくて大丈夫。ただ、焦らずもう少しゆっくり話してみたら。」と話し、様子を見ていました。その頃から、息子の症状をネットで少しずつ調べていましたが、私自身これが吃音であるとはほとんど思っていませんでした。

次第に言葉の出だしが出にくくなったり、「んんん」とつまるようになりましたが、調子の良い時はあまり気になりませんでした。
2学期の個人面談の時、担任の先生から「吃音はいつからですか?」と聞かれ、他校に言葉の教室があることを教えていただきました。この時から私自身、息子の症状は吃音なんだと徐々に認識するようになりました。

言葉の教室のことを息子に話しましたが、授業を早退して他校に通うことになるかもしれないことや、自分が話すことが苦手だとお友達に思われたくないなど、抵抗感や不安を感じていたので、無理強いはしませんでした。

ネットで吃音の情報を調べ続けていましたが、原因も人それぞれ、治療法も画一されていない状況で、どの情報を息子に伝えるべきか悩みました。

そんな時「さわやかカウンセリング」のHPに出会いました。江田先生の吃音に対するお考えや改善方法が熱心に書かれており、何度も訪れました。不安が一切なかったと言えば嘘になりますが、息子が自分から吃音をなんとかしたいと思ったときには、江田先生にお願いしたいと決めていました。

徐々に症状が悪化してきたため、息子に「さわやかカウンセリング」のことを話しました。「スカイプを使うから、お友達に知られずにレッスンできるよ。」「江田先生も子供の頃から言葉がつまることがあったけれど、今は改善されている。きっとあなたの気持ちを理解して、味方になってくれると思うよ。」と伝えました。それまではずっと「僕は大丈夫。」と言っていた息子でしたが、話をして数日後「友達に話し方のことを笑われて悲しい。なんとかしたい。」と打ち明けてくれたので、先生にお願いすることにしました。

最初のレッスンはとても緊張していましたが、先生の励ましや、話し方をたくさん褒めていただいたことがとても嬉しかったようで、本人の希望で続けることにしました。先生とお話しすると安心する一方、息子は「ゆっくり話す」という感覚がなかなか身につきませんでした。

4年生になってまもなく、症状がとてもひどくなりました。新しいクラスで、お友達に話し方を笑われたことが原因でした。担任の先生に相談し、クラスのみんなに先生から事情を話していただきました。息子も、「笑わないでほしい、まねをしないでほしい」と自分の口で訴え、みんなの理解を得ました。

このことで、息子はとても気持ちが楽になったようです。それまで吃音を隠すために行っていた言葉の並び替えや言い換えが減り、レッスンでの具体的なアドバイスを実践しながら、深呼吸をしたり気持ちを落ち着かせるなど息子なりの方法で、ゆっくり時間がかかっても自分が出そうとしている言葉を話すようになりました。私には、息子が吃音を受け入れ、前向きに進んでいこうとしているように感じました。

現在、息子の状態はとても安定しています。日常会話は早口なことも多いですが、ゆっくり話す感覚もわかってきたようで、つまりやすい状況では、ゆっくりを心がけているようです。本人も、「つまることはあるけれど、ゆっくり話せば大丈夫。」と言っています。

吃音が出始めてからは、何かを説明したり初対面の人に話しかけるなど、それまで息子が得意としてきた状況を避けるようになっていましたが、今は大きな不安は感じていないようです。話すことへの自信を取り戻しつつあるなと感じています。

息子なりの話し方のコントロールができるよう、これからも見守っていきたいと思います。

※ ひ と こ と :
大人にも言えることですが、小学生の吃音改善で必要なことは、
① 他の友達と違って自分言葉が引っかかりやすい、出にくいと自分の吃音症状を自覚していること。(他者との区別)
② そして、安定した話し方を意識的に使っていこうという意識習慣です。
I君がこの2つの意識をもって日常の会話をしていることが、お母さんが記しておられる「今の息子の状態はとても安定している」ことにつながっているのだと思います。




(小学生 吃音 レッスン 体験談④)

 親子共々、良い改善の方向に向かっているという安心感があります。

Oさん(神奈川県在住 小学生5年 女子)のお母様

小学生5年の娘の母です。娘の吃音が出たのが幼稚園の年中さんの時でした。娘は明るくひょうきんなところがある子ですが、その一方、友達同士がケンカしているところを見てお腹が痛くなったりすることもありました。

小学校に入って、クラスに娘よりひどい吃音の男子(体が震えてしまう)がいて、週一回早退してことばの学校のような所に通っているようでした。娘は学校で「お前も行かなくていいの?」とか男子に言われたりして、本人が「私もそういう所に行かなくちゃいけないの?」「絶対に行きたくない!」とか言っていました。ですから私達も「大丈夫。あなたはそんなにひどくないし、大きくなっていろいろな言葉を覚えるようになれば治っちゃうよ。」とか、「あせらないでしゃべりなさい。」とか、「もっとゆっくり」とか言って言い直しをさせていました。でも家族では皆(両親、姉)が早口で、娘の行動に対し朝から「早くしなさい」という言葉を使っていました。(良くない事はわかっていたのですが・・・)

 

3・4年になってその男の子とはクラスが変わったのですが、今まではクラスの中でどもる子は自分だけではなかったのがひとりだけになってしまい、自分のどもる事を知っている子からだけでなく、知らない子からも同じ様な事を言われ(悪気はないのですが)傷ついていました。

私達もいろいろ話し合い、治すためにどこかに相談したほうが良いのか、それとも様子を見て自信をつけさせたほうが良いのか、いろいろ迷いながらも何もせずに時が過ぎてしまいました。

5年生になった時、体験学習で実行委員をやる事になり(ことばが詰まるのに立候補しました)、皆の前で始めの挨拶を一人でしなくてはならなくなりました。原稿を書いて自分で練習を重ねていました。学校の先生のお話によると、その挨拶はなんとか心配なくできたようでした。けれど、クラスの出し物の劇の時、自分のセリフで言い難い言葉があり、結局本番はそのセリフの箇所をお友達と代わってもらい無事に終えました。
けれどその後から、日常会話でも今までの中で一番ひどくなり、本当に言葉が出なく口が曲がってしまい、最後には手で口を押さえてしまう程でした。見ていてかわいそうでした。

ある日娘が学校から帰ってくるなり、「ママ、私ことばの教室に行く!前は発表をいっぱいしていたけど、今は前よりどもるからしないんだ。答えがわかっていても手をあげないんだ。だから治していっぱい話をしたいし、苦手な音読もちゃんとやりたい・・・」と言うのです。高学年になってどもる事をとても意識するようになったようです。

私達も本人がそこまで思うなら何とかしてあげたいと思い、ことばの教室の情報を集めたりしたのですが、何とか治す良い方法はないかと思っていた時、さわやかカウンセリングのHPが目に留まりました。もしかしたらこの方法でできるなら、学校を早退する事なくレッスンが出来て良いのではと思い、まず先生にお電話をして状況をお話したところ、「このHPを娘さんとよく読んでからまたご連絡ください。」ということでしたので、主人とともに先生のHPを最初から全部読ませていただきました。読み終わると何だかとても気持が軽く楽になり、これならと思って娘と相談してレッスンを始めてみることにしました。

練習を始めて、先生も前はどもっていて、今も気をつけているからきちんと話ができるということを本人が理解し、自分の気持をわかってもらえているという安心感があったようです。「先生はね、とてもゆっくりお話するんだよ!」と言い、夏休み中に音読の練習なども何回かやっていただきました。

2学期が始まって、レッスンの成果を試してみたかったらしく、苦手な国語の音読の時間が何だか待ち遠しいようでした。自分の番がまわってきて、「最初はつまったけれど後は全部読めたよ!前は全然だめだったのに・・・。」と言って喜んでました。電話でのレッスンの後には毎回先生が娘の様子をお話しくださっているので、これからも焦らず(まだ時折会話でどもる事もありますが)レッスンを続けていきたいと思います。
何より親子共々、江田先生がついてくれているんだという気持が安心感となって、良い改善の方向に向かっているのだと思います。




(小学生 吃音 レッスン 体験談⑤)

 心にゆとりが生まれたことが何より良かったと思っています。

Hくん(愛知県在住 小学生5年 男子)のお母様

息子の話し方に気がついたのは幼稚園の頃からでしょうか。いつか治るだろうと、気になりながらも日々過ごしていました。波がありどもりが全く出ないときもあり、忘れた頃にまた出る・・・の繰り返しでした。これを繰り返しながら少しずつひどくなっていきました。

言葉の突っかかりから最初の一音が出にくく、随伴行動が見られるようになり 親としてそれは焦りました。見た目にすぐ分るからです。

低学年のうちはまだ言葉を上手に話せない子はたくさんいますが、成長するにしたがって周りの子との違いがはっきりしてきました。学校で皆の前で発表する機会も増え、あるとき学校に行きたくないと泣いて訴えました。

その様子を見て治すことを考えなければだめだと心底思い、このHPにたどり着きました。ほんとに藁にもすがる思いでした。吃音について今まで誰にも相談できずにいたことを話せる・・・それだけで心が軽くなりました。この先生を信じてお任せするしかない!と思いました。

レッスンを始めて10ヶ月ほどになりますが、良いとき、悪いときの波があります。気を抜くと早口なので乱れるのですが、でもその中でも少しずつ良くなっていることは確かです。

精神的な作用も大きいと思いますが、私自身、子供に対して考えが変わり、心にゆとりが生まれたことが何より良かったと思っています。

Hくんの手記です。

僕は、いつも学校の本読みでつまってばかりだったし、問題の答えがわかっていても発言できませんでした。なので普通に言葉が話せるようになりたくて、このレッスンを受けるようになりました。レッスンをはじめてしばらくすると話し方が気にならなくなりました。

でも、話せるようになったからといって 気を抜いたり、先生の言っていたことを忘れてしまって早口になって、また元にもどったりしました。そして一からやり直しました。

今はまた普通に話せるようになってきましたが、今度はいつも気を抜かないでしっかりやろうと思っています。

※ ひ と こ と :
レッスンを受ける以前のHくんは、話す時、足をばたつかせたり、上半身を反らせたりするなどの随伴行動が目立ちましたが、今は不自然な体の動きをしないで、自然に話すことができるようになっています。
調子の良い時、悪い時の波があるかと思いますが、自分で良いと思う言い方をどんどん使ってもらいたいです。


(小学生 吃音 改善 体験談⑥)

 吃音の改善を見守っていきたいと思います。

Yくん(大阪府在住 小学生4年 男子)のお母様の手記  

小学生4年の息子は、言葉を話し始めた頃から、出だしが詰まってしまうことがあり、また不自然に伸ばして話すことがありました。

成長とともに吃音は治っていくのかと思い、様子を見ていましたが、幼稚園でも、また小学生になっても改善はみられませんでした。

小学校入学前に言語聴覚士の先生に受診しましたが、問題ないといわれ、ことばの教室に通いました。そこでは、同じように吃音のあるお友達がいて、心強かったです。

しかし、ことばの教室では学校の先生が指導されていて吃音の専門ということではなく、出だしの言葉がスムーズに出るようになることはありませんでした。

学年が上がるにつれて、出だしがあまりに詰まるので、お友達にも「どうしたの?大丈夫?」と言われ、何も言えず本人も困ることが増えてきたそうです。

クラス替えなど、環境が変わると更に詰まってしまうことが多くなり、もっと吃音の改善のための具体的なアドバイスが受けれるところがないかと探しているときに、さわやかカウンセリングを見つけました。

息子に話してみると、ぜひ受けてみるとやる気満々で、Skypeが珍しいこともあって、とても喜んでいました。

レッスンでは呼吸方法、朗読練習、会話テキストの演習、江田先生との会話などですが、自分の好きな本を読んだりして楽しみながらしているようです。

ゆっくり話すことなど、ヒントになることをわかりやすく教えてもらえると本人が言うので続けています。

学校での朗読や発表は上手くできるようになっているのですが、ふだんの会話の出だしがどうしても詰まってしまい、なかなか完治しません。でも息子なりにゆっくり呼吸をしてみたり、落ち着いて話す方法を自分なりに探している様子も見られます。

どうして話せば良いのかを自分で見つけていくことも大切だと思うので、カウンセリングを続けながら見守っていきたいと思っています。

※ ひとこと :
小学生のYくんが自分で安定した話し方を探っている姿勢は喜ばしいことです。日常会話でYくんなりの調節感覚が育っていくことを期待しています。



(小学生 吃音 改善 トレーニング体験談⑦)

 我が家に光が差しています。

Uさん(兵庫県在住 小学生6年 女子)のお母様の手記

小学生6年の娘の母です。私が娘の吃音の症状に気がついたのは、幼稚園に入園し間もなくの頃でした。4才でしたので何を読んでも人に聞いても「あまり気にすることなくスキンシップを大切に・・・」ということで、気になりながらも特別なことはしませんでした。

年長になった頃、時にはとてもひどくどもる時期もあり、それでも気にしない様、焦らず話を聞いてあげようと私自身心がけていました。

しかし今でも後悔しますが、私も親として未熟で、朝や夕方の慌しい時間や、下の息子がぐずっている最中の時、娘がどもってなかなか用件を言えないと、「何がいいたいの?」「時間がないんだから早く言って!」などと幼い娘に幾度かとても残酷な言葉を言ってしまったこともありました。心理学の先生ともお話をしてみましたが、小学生の子供に話しかけるわけでもなく、私の子への接し方の指導でした。

小学校に行っても相変わらずの吃音の状態で、夫と深夜までどうしたら、どこに行けば娘は治るのだろうかと悩み話し合いの結果、私達にできることは安らぐ家庭作りを心がけることぐらいで、何の力もないことを悲しみました。

このレッスンと出会う少し前には心理研究所という30分2万円という所へも行ってみました。お金には代えられませんが、どれ程の時間がかかるものかと伺ってみると、「数ヶ月で治るものではない、何年も焦らずに・・・」と言われ、親ですから何とかして何がなんでもと思ってはいましたが、毎週、数万円という治療費(1回につき1時間半くらい)に「この病気はお金持ちの人しか治せないのですか」と泣きながら言った記憶もあります。

そして我が家に光が差したのは、江田先生のHPに目を通した時でした。どれもこれも娘と同じ想いが綴ってあり、やっと出会えたという喜びで胸がいっぱいになりました。

娘にもすぐにと思う気持もあったのですが、私達は娘に、「おねえさんになったら自然に治っていくから気にしない様に」と日頃言ってたのです。江田先生のお言葉には、吃音者に画一的な方法は無いのが現状と書かれてあったので、希望を失ってしまうのでは・・・などと悩みましたが、江田先生が一問一問お答えになっている文を何度も読みかえし、「やはり、この先生」と強い確信の気持が変わらず、娘に話してみる決心がつきました。

レッスンでは娘と一対一1できちんと言葉の発声法など、電話なのに聞きのがすことなくご指導をしてくださいます。そして何よりありがたく思うことは、親にもわからない吃音者の心の内をお話ししてくださることです。

この様なことがありました。今までずっと気にかかっていたことですが、娘は友達と遊んでいる時はどもっていないのに、学校の出来事など私に話をする時どもるのです。そんなに私がこわいの?そんなに緊張させてしまうの?という娘に聞けなかった心の声に江田先生は、「外で気を使って話した分、お母さんの前で気をゆるし、どもってしまう場合もあるのですよ」とお答えくださり、なんだか長い間の胸のつかえがとれた気持になりました。

またこのトレーニングレッスンを始めて良かったことは、娘が自分の正直な気持ちを江田先生に伝えてくれることです。親にはきっと心配させない様にと気を配ってるつもりなのか、「平気、平気」と強がります。だからといって辛いと言われても、私は話を聞いてあげるだけ、慰めてあげるだけで改善する方法などわからないのです。ところが江田先生は娘の悩みを受けとめ、改善方法を教えて下さることができるのです。先生には言葉では申し上げられない程、感謝の気持でいっぱいです。

※ ひとこと :
友達とマクドナルドに行って、注文の番が回ってくる時、今まではことばが詰まって言えなかったのが言えるようになり、学校の発表で言えるようになるなど、少しずつ自信をつけているようです。これからもいろいろなお話し体験を重ねてください。


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